ある日、おばあちゃんの家の片付けをしていたウールちゃん。
ふと目に入ったのは、古い権利証(登記簿)のコピー。
「ん?名義人が…おじいちゃん!?でももう何十年も前に亡くなってるよね?」
なんと、その家の名義が亡くなった人のままになっていたのです。
「相続登記(そうぞくとうき)」とは、
土地や建物を持っていた人が亡くなったとき、
その不動産を相続人名義に変更する手続きのことです。
でも現実には…
などの理由で、長年名義変更がされていない家や土地が日本中にたくさんあります。
ウールちゃん:「今住んでないし、急いで名義変更しなくてもいいよね?」
タヌキ先生:「それがあかんのや。2024年からは登記の義務化が始まってるで!」
たしかに以前は任意だった相続登記ですが、
2024年4月1日以降は「相続から3年以内に登記申請」が義務化され、
もし怠れば「10万円以下の過料」が科される可能性も出てきたのです。
しかもそれだけではありません。
ウールちゃん:「やばい…これは早めにやっておいたほうがいいやつ…!」
結論から言うと、自分でも可能ですが、
以下のような書類や知識が必要になります。
✅ 必要なもの(一例)
正直なところ、「よくわからないし、めんどくさそう…」と感じたら、
司法書士の先生に相談するのが確実で安心です。
特に地方や郊外の空き家では、「誰の名義か分からないまま放置」されていることが本当に多いです。
相続したけど放置したまま…
親が亡くなって10年経ってから気づいた…
こんな声を、私たちは日々聞いています。
小さなことのようで、実はとても大きな問題になる「相続登記」。
ウールちゃんと一緒に、今のうちから確認しておきましょう🐏
次回のテーマ案:
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👉「家を手放すにはどうすればいいの?国庫帰属制度とは」